ゲーミングモニターの帯域幅とは?解像度・リフレッシュレートとの関係【2026年完全ガイド】

ゲーミングモニターの帯域幅とは?解像度・リフレッシュレートとの関係【2026年完全ガイド】

ゲーミングモニター 帯域 幅 とは」について、詳しく知りたい方へ。

ゲーミングモニターを4K・高リフレッシュレート・HDRで使おうとすると、「帯域幅」が足りずに解像度やリフレッシュレートが制限されたり、画面が映らなかったりすることがあります。帯域幅とは単位時間あたりに転送できるデータ量のことで、解像度・リフレッシュレート・色深度が高いほど必要な帯域幅が増えます。接続規格(HDMI・DisplayPort)ごとに最大帯域幅が決まっているため、モニターとPCの両方が対応していても、ケーブルや規格の組み合わせによっては希望の設定が出せないことがあります。帯域幅の考え方を理解しておくと、購入前に「この組み合わせで何Hzまで出せるか」を判断しやすくなり、不満の少ない選び方ができます。

本記事では、帯域幅の基本的な定義から、計算方法各接続規格の帯域幅(HDMI 2.0/2.1、DisplayPort 1.2/1.4/2.0)、解像度・リフレッシュレート別に必要な帯域幅帯域幅不足の影響DSC(Display Stream Compression)HDRと帯域幅将来性の考慮確認方法まで、ゲーミングモニターの帯域幅について解説します。

なぜ帯域幅を知るか

解像度・リフレッシュレート・色深度が上がるほど、1秒あたりに送るデータ量が増えます。接続規格の最大帯域幅を超えると、解像度やリフレッシュレートが自動で下げられる表示が不安定になる映らないといった事態になりがちです。4K 120HzやWQHD 240Hzなどを狙う場合は、HDMI 2.1やDisplayPort 1.4(DSC使用)・DisplayPort 2.0など、十分な帯域幅を持つ規格とケーブルを選ぶことが大切です。

先に結論(迷ったらここ)

  • 帯域幅は、単位時間あたりに転送できるデータ量(bps・Gbpsで表す)で、解像度・リフレッシュレート・色深度が高いほど必要

  • HDMI 2.1は最大48Gbps、DisplayPort 1.4は最大32.4Gbps、DisplayPort 2.0は最大80Gbps。4K高リフレッシュにはHDMI 2.1やDP1.4(DSC)が有効

  • 帯域幅が不足すると、高い解像度・リフレッシュレートが使えず、表示の制限や不具合の原因になる

  • 使用する解像度・リフレッシュレート・色深度に必要な帯域幅を計算し、接続規格の最大帯域幅が十分か確認することが大切

この記事では、これらのポイントを詳しく解説します。

帯域幅とは:基本的な定義

ゲーミングモニター 帯域 幅 とはについて、帯域幅の基本的な定義を理解することが重要です。帯域幅(bandwidth)は、モニターとPCのあいだで単位時間あたりに転送できるデータ量のことで、映像信号の「通り道の太さ」のようなものです。

帯域幅の定義

帯域幅は、1秒あたりに転送できるビット数で表され、**bps(bits per second)Gbps(Gigabits per second)**が使われます。解像度・リフレッシュレート・色深度が高いほど、1フレームあたりのデータ量が増え、必要な帯域幅も大きくなります。

重要性

接続規格(HDMI・DisplayPort)ごとに最大帯域幅が決まっており、必要な帯域幅が規格の上限を超えると、高い解像度やリフレッシュレートが出せず、自動で制限されたり表示が不安定になったりします。

不足の影響

帯域幅が不足していると、4K 120HzやWQHD 240Hzなどが出せない・色深度が下げられる・HDRが使えないといった制限がかかります。購入前に「使いたい設定に必要な帯域幅」と「接続規格の最大帯域幅」を確認することが大切です。

帯域幅について詳しく知りたい方は、ゲーミングモニター 接続 方式 FPS 影響の記事も参考にしてください。

帯域幅の計算方法

必要な帯域幅は、解像度(横×縦ピクセル)リフレッシュレート(Hz)・**色深度(1ピクセルあたりのビット数)**から概算できます。

基本的な計算式

帯域幅 ≒ 横×縦 × リフレッシュレート × 色深度(ビット/ピクセル)× 3(RGB)。実際にはブランキング期間などのオーバーヘッド(おおむね1.2〜1.4倍程度)が加わるため、計算値よりやや多めの帯域幅が必要になります。

解像度

4K(3840×2160)はFull HD(1920×1080)の約4倍のピクセル数なので、同じリフレッシュレート・色深度なら必要な帯域幅も約4倍になります。

リフレッシュレート

144Hzは60Hzの2.4倍のデータ量になるため、同じ解像度・色深度でも帯域幅が約2.4倍必要です。240Hzなら60Hzの4倍になります。

色深度

8bitより10bit・12bitのほうが1ピクセルあたりのデータ量が増えるため、HDRや広色域を使うと必要な帯域幅がさらに増えます。

オーバーヘッド

実機ではブランキング期間やプロトコル上のオーバーヘッドがあるため、理論値の1.2〜1.4倍程度を目安に余裕を見ておくと安心です。

各接続規格の帯域幅

HDMIとDisplayPortでは、規格ごとに最大帯域幅が決まっています。4K高リフレッシュやHDRを狙う場合は、十分な帯域幅を持つ規格を選ぶことが大切です。

HDMI 2.0

最大18Gbps。4K 60Hz 8bit程度が上限で、4K 120HzやWQHD 144Hz以上を出したい場合は帯域幅が足りません。

HDMI 2.1

最大48Gbps。4K 120Hz・4K 144Hz・8K 60Hzなどが出せ、ゲーミングモニターの高設定でよく使われます。ケーブルもHDMI 2.1対応(Ultra High Speedなど)が必要です。

DisplayPort 1.2

最大21.6Gbps。WQHD 165Hz程度まで。4K 60Hzも可能ですが、4K高リフレッシュには不足しがちです。

DisplayPort 1.4

最大32.4Gbps。DSC(圧縮)を使えば4K 144Hz・WQHD 240Hzなども可能。多くのゲーミングモニターで採用されています。

DisplayPort 2.0

最大80Gbps(モードによる)。4K 240Hzや8K高リフレッシュなど、将来の高要求にも対応できる規格です。

解像度とリフレッシュレートに必要な帯域幅

よく使う解像度・リフレッシュレートの組み合わせに、おおよそどれくらいの帯域幅が必要かをまとめます。実際の必要帯域幅は色深度やオーバーヘッドで変わるため、目安として参考にしてください。

Full HD 60Hz

8bitで約3〜4Gbps程度。HDMI 2.0やDisplayPort 1.2で十分です。

Full HD 144Hz

8bitで約8Gbps程度。HDMI 2.0で可能。

WQHD 144Hz

8bitで約12〜15Gbps程度。DisplayPort 1.2で可能。WQHD 240Hzは20Gbps超えるため、DP 1.4(DSC)やHDMI 2.1が向きます。

4K 60Hz

8bitで約12Gbps程度。HDMI 2.0で可能。4K 60Hz 10bit HDRは18Gbps前後で、HDMI 2.0がぎりぎりです。

4K 120Hz

8bitでも約24Gbps以上必要。HDMI 2.1(48Gbps)やDisplayPort 1.4(DSC使用)が向きます。

確認のコツ

モニター・グラフィックボードの仕様に「〇〇解像度で〇〇Hz」と書かれていることが多いので、使いたい組み合わせが両者でサポートされているか確認すると確実です。

帯域幅の不足

帯域幅が足りないと、希望の解像度・リフレッシュレートが選べない自動で下げられる画面が映らない・ちらつくといった不具合の原因になります。

不足の影響

接続規格やケーブルの最大帯域幅を超える設定を選ぶと、ドライバーやモニター側で解像度・リフレッシュレート・色深度が制限され、意図した設定で使えないことがあります。

画面表示の問題

ぎりぎりの帯域幅で無理に高設定にすると、表示が不安定になったり、アーティファクト(ノイズや滲み)が出たりすることがあります。

解像度・リフレッシュレートの制限

例:HDMI 2.0(18Gbps)で4K 120Hzを出そうとすると帯域幅不足のため出せず、4K 60Hzや1080p 120Hzに制限されます。

対応の確認

モニター・PC(GPU)・ケーブルが同じ規格(例:HDMI 2.1)に対応していても、ケーブルが古い規格だと帯域幅が足りないことがあります。使いたい設定に必要な帯域幅と、規格・ケーブルの最大帯域幅を確認しましょう。

制限について詳しく知りたい方は、ゲーミングモニター 解像度 制限 起きる 原因の記事も参考にしてください。

DSC(Display Stream Compression)

DSC(Display Stream Compression)は、映像信号を視覚的に劣化がほぼない形で圧縮する技術で、同じ接続規格でもより高い解像度・リフレッシュレートを出せるようにするために使われます。

DSCとは

DisplayPort 1.4やHDMI 2.1でサポートされている圧縮方式で、帯域幅を実質的に増やしたのと同じ効果が得られます。目視ではほぼ差が分からないレベルで圧縮されるため、ゲーミング用途でも問題なく使われています。

帯域幅の節約

DSCを使うと、同じ帯域幅で約3倍程度のデータを送れるため、DisplayPort 1.4(32.4Gbps)でも4K 144HzやWQHD 240Hzなどが可能になります。モニターとPCの両方がDSC対応している必要があります。

効果

DSC非対応では出せない「4K高リフレッシュ」「WQHD 240Hz」などを、DP 1.4やHDMI 2.1で実現できる選択肢が増えます。購入時に「DSC対応」かどうかを仕様で確認すると安心です。

品質

DSCは視覚的に劣化のない(visually lossless)圧縮とされており、一般的なゲームや動画視聴では実用上問題ないレベルです。

HDRと帯域幅

**HDR(ハイダイナミックレンジ)**では、色深度が10bitや12bitになることが多く、同じ解像度・リフレッシュレートでも8bitより必要な帯域幅が増えます。

HDRの要件

HDR表示では広い色域と高い色深度が必要になるため、8bit SDRより帯域幅を多く使います。4K 60Hz HDR 10bitでは、HDMI 2.0の18Gbpsがぎりぎりになることがあります。

色深度

10bitは8bitの約1.25倍、12bitはさらに増えるため、HDRを快適に使うにはHDMI 2.1やDisplayPort 1.4(DSC使用)など、十分な帯域幅を持つ規格が向いています。

対応の確認

HDR対応モニターでも、接続規格やケーブルの帯域幅が足りないと「HDRは出るがリフレッシュレートが下がる」「色深度が制限される」といったことがあります。HDRを使う場合は、規格の最大帯域幅を確認しましょう。

HDRについて詳しく知りたい方は、ゲーミングモニター HDR とはの記事も参考にしてください。

将来性の考慮

今後、8Kや4K 240Hzなど、さらに帯域幅が必要な環境が増える可能性があります。長く使う予定なら、DisplayPort 2.0HDMI 2.1など、余裕のある規格に対応したモニター・ケーブルを選んでおくと、将来の機種変更時にも困りにくくなります。

帯域幅の増加

解像度・リフレッシュレート・色深度は年々上がる傾向にあり、数年後に「もっと高い設定で使いたい」となったときに、規格が足りないと買い替えが必要になることがあります。

最新の規格

HDMI 2.1・DisplayPort 1.4(DSC)・DisplayPort 2.0に対応したモニターと、対応ケーブルを選んでおくと、当面の4K高リフレッシュやHDRには十分な帯域幅を確保しやすくなります。

選択のポイント

「今の希望設定に必要な帯域幅」を満たすことに加え、余裕を持って一つ上の規格を選んでおくのも一案です。

確認方法

帯域幅が足りているかを確認するには、使いたい解像度・リフレッシュレート・色深度に必要な帯域幅と、モニター・PC・ケーブルの接続規格の最大帯域幅を照らし合わせます。

接続規格の確認

モニターとPC(GPU)の仕様で、HDMI 2.0/2.1、DisplayPort 1.2/1.4/2.0のどれに対応しているかを確認します。両方で同じ規格(例:HDMI 2.1)に対応していても、ケーブルが古い規格だと帯域幅が制限されます。

帯域幅の確認

各規格の最大帯域幅(HDMI 2.1=48Gbps、DP 1.4=32.4Gbpsなど)を押さえ、使いたい設定に必要な帯域幅(本記事の計算式や目安表)と比較します。必要帯域幅が規格の最大を超えていれば、その組み合わせでは出せません。

比較

「4K 120Hz 8bitに約24Gbps必要」なら、HDMI 2.0(18Gbps)では不足、HDMI 2.1(48Gbps)なら十分、というように判断できます。DSC対応の場合は、実質的に使える帯域幅が増えるため、仕様の「〇〇解像度 〇〇Hz」を確認すると確実です。

まとめ:帯域幅とは

ゲーミングモニターの帯域幅についてまとめます。

基本的な定義

帯域幅は単位時間あたりに転送できるデータ量(bps・Gbps)で、解像度・リフレッシュレート・色深度が高いほど必要になります。接続規格ごとに最大帯域幅が決まっています。

各接続規格

HDMI 2.0=18Gbps、HDMI 2.1=48Gbps、DisplayPort 1.2=21.6Gbps、DisplayPort 1.4=32.4Gbps、DisplayPort 2.0=80Gbps。4K高リフレッシュにはHDMI 2.1やDP 1.4(DSC)が有効です。

不足の影響

帯域幅が不足すると、高い解像度・リフレッシュレートが使えず、自動で制限されたり表示が不安定になったりします。DSCを使えば同じ規格でもより高い設定を出しやすくなります。

確認の重要性

使いたい解像度・リフレッシュレートに必要な帯域幅と、モニター・PC・ケーブルの対応規格の最大帯域幅を確認し、十分かどうかを判断すると、失敗が少なくなります。

帯域幅を理解することで、より適切な接続規格とケーブルを選べます。

よくある質問

Q. 帯域幅とは何ですか?

A. 帯域幅は、モニターとPCのあいだで単位時間あたりに転送できるデータ量のことで、bps(bits per second)やGbps(Gigabits per second)で表されます。

解像度・リフレッシュレート・色深度が高いほど必要な帯域幅が増え、接続規格(HDMI・DisplayPort)ごとに最大帯域幅が決まっています。帯域幅が足りないと、希望の解像度やリフレッシュレートが出せません。

Q. 各接続規格の帯域幅は?

A. HDMI 2.0は最大18Gbps、HDMI 2.1は最大48Gbps、DisplayPort 1.2は最大21.6Gbps、DisplayPort 1.4は最大32.4Gbps、DisplayPort 2.0は最大80Gbpsです。

4K 120HzやWQHD 240Hzなどを狙う場合は、HDMI 2.1やDisplayPort 1.4(DSC使用)・DisplayPort 2.0など、十分な帯域幅を持つ規格と対応ケーブルを選ぶことが大切です。

Q. 帯域幅が不足している場合、どうなりますか?

A. 帯域幅が不足していると、高い解像度やリフレッシュレートが使えず、ドライバーやモニター側で自動的に解像度・リフレッシュレート・色深度が制限されることがあります。

ぎりぎりの帯域幅で無理に高設定にすると、表示が不安定になったり、ちらつきやアーティファクトが出たりすることもあります。使いたい設定に必要な帯域幅と、規格・ケーブルの最大帯域幅を事前に確認しましょう。

Q. 必要な帯域幅はどのように計算しますか?

A. おおよそ「帯域幅 ≒ 横×縦 × リフレッシュレート × 色深度(ビット/ピクセル)× 3(RGB)」で概算できます。実際にはブランキングなどのオーバーヘッド(1.2〜1.4倍程度)が加わります。

解像度・リフレッシュレート・色深度が高いほど必要帯域幅は増えるため、4Kや高リフレッシュを狙う場合は、接続規格の最大帯域幅が十分か確認することが大切です。モニター・GPUの仕様に「〇〇解像度 〇〇Hz」と書かれていることも多いので、それを参考にすると確実です。

まとめ

ゲーミングモニターの帯域幅について、本記事では定義・計算方法・各接続規格の帯域幅・解像度・リフレッシュレートに必要な帯域幅・不足の影響・DSC・HDR・確認方法を解説しました。

帯域幅は単位時間あたりに転送できるデータ量(bps・Gbps)で、解像度・リフレッシュレート・色深度が高いほど必要になります。HDMI 2.1は最大48Gbps、DisplayPort 1.4は32.4Gbps、DisplayPort 2.0は80Gbpsです。4K 120HzやWQHD 240Hzなどを狙う場合は、接続規格とケーブルの最大帯域幅が十分か確認し、必要に応じてDSC(Display Stream Compression)対応を活用すると、同じ規格でもより高い設定を出しやすくなります。

帯域幅が不足すると、解像度やリフレッシュレートが制限されたり、表示が不安定になったりします。購入前に「使いたい解像度・リフレッシュレートに必要な帯域幅」と「モニター・PC・ケーブルの対応規格の最大帯域幅」を照らし合わせておくと、失敗が少なくなります。

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